こんにちは、今回は車載冷凍機の日常メンテナンスについて、お話ししたいと思います。
時々冷凍機の故障や不具合などの話を聞くのですが、普段からできる簡単なメンテナンス及びチェックどころをご紹介します。
先日、エスケーコムラード(ソーシャルネットワーク)のホームページでは自撮りのつたない写真等でご説明しましたが、今回は当社車載冷凍機メーカーの(株)日章冷凍ホームページから抜粋してご紹介します。
私が新車時メーカーさんから『これだけは普段からやったほうが良い』と言われたことです。その恩恵か約8年ほど経ちますが故障知らずで過ごしています。勿論、機器は消耗品ですから一部部品の交換等はしています。
これだけとは…ズバリ!『コンデンサー洗浄』です。
メーカーによって、また車種によって装着位置は異なりますが、以前は荷台の下の左右どちらかに箱型で黒色や白色のメッシュカバーがついているものです。現在は日章冷凍のアイスイーグルや菱重コールドチェーンやサーマルマスターなど、トン車同様にキャビンの上方に冷凍コンテナ直付けタイプが主流になってきています。
メンテナンス方法は簡単で、冷凍機をスイッチONの状態(稼働状態)にしてコンデンサーめがけて放水洗浄するだけです!
これを、洗車のたび又は1ヶ月に1度程度するだけで、冷却能力を維持するだけでなく、目詰まりによる高圧状態と周辺部品の負担軽減で故障などのリスクをかなり回避できます。今からでも遅くはありません。是非、継続的にメンテしてみてください。
某卸メーカーでは、このメンテナンスを全くしてないために、高圧状態に陥り冷凍機の安全装置が働いてエラー表示と共に冷凍機が強制的に停止してしまったり、故障が多いというデータがあるそうです。大会社であれば代車など対応はいろいろできるでしょうが、私たち個人事業となるとそうはいかないケースも考えられます。お客様に迷惑をかけないようにするためにも、こういう細かいメンテナンスが大事なのではないかと思います。
ぜひ、画像を参考に実践してみてください。
この他、コンデンサーファン・エバポレーターファン・サイトグラスからの冷媒ガス点検・庫内のブザー・照明装置など気が付いたときに点検してみると尚良いですね。
また、業務終了後は扉を開けて庫内を乾燥させることも大切です。
では、コンデンサー洗浄から始めましょう。洗浄時間は3分~5分くらいで充分です。
高圧洗浄機で洗浄する方は、1mくらいは離して洗浄してください。アルミ製のフィンが曲がってしまうと本末転倒のため、初回は様子をみながら洗浄してください。サーマルマスターなども要領は同じです。


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